深 い赤と濃紺の色調が美しい一品です。ラグ全体に散りばめられた六角形のモチーフはギュルと呼ばれ、バルーチの中でもトルクメン族のラグに多く見られます。ギュルは日本でいえば家紋のように、各部族ごとはもちろん更に細かく各氏族ごとに区別できるような独特の文様です。現地ではメインラグのような大きいラグによく使われるモチーフです。制作年代は1910年頃で素材はウール、天然の草木染めで染め上げられています。みっちりと詰まったウールは光沢があり、高級感を感じさせます。メインラグとしておすすめです。
バルーチとはシリア周辺に住むアラブ系にルーツをもつ、遊牧民族の総称です。全体的に濃い色を組合わせたシックな色調で織られることが多く、濃色と明色のコントラストがはっきりしているため、陽の下で見ると独特の幾何学文様がくっきり浮かび上がって見えてきます。その美しさから「暗闇に光る宝石」と讃える愛好家も存在します。バルーチ族にとっての毛織物は母から子へと受け継がれる暮らしの道具としての他、時にはバザールに持ち込まれ物々交換や現金収入を得る為の手段としても作られてきました。商業的に人気のあるものを作りたいと言う思いから、伝統的なパターンに当時の流行やアレンジを取り入れながらデザインのレパートリーを増やしていきました。
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Item
100034
Manufacturer
–
Design
トルクメン族(1910年頃)
Size
W117 D218 mm
Delivery cost
B ランク
Stock
SOLD
Material
ウール
Price
–
Condition
しっかりと編み込まれており、パイルの痩せも見られません。
非常に良い状態だと思います。
非常に良い状態だと思います。